〜温熱療法について(第7回)〜

 3月、あちらこちらから花の便りが届くようにはなりましたが、まだまだ、こたつやストーブのそばが気持ちのいいこの頃です。
 さて今回は、温熱療法のお話です。 温熱療法といえばどんなものが思い浮かびますか? 温泉、お灸、温シップなどは身近にある温熱療法として皆さんも体験されたことがあるでしょう。 古来より人は身体を温めるということが、病気の治療や緩和に役立つということを知っていたようです。
 では、なぜ身体を温めるという行為が病気の治療に役立つのでしょうか。 私たちの免疫細胞は、体内温度が36.5℃以上で活発に働くといわれています。
 風邪をひいた時など高熱が出るのも免疫反応の一つです。 ですから、常に免疫細胞が働きやすい体温に保つことは、健康維持につながります。 最近では、老若男女を問わず身体の冷えを訴えるいわゆる「冷え症」の方が増加しているようです。 近年どこへ行っても冷・暖房設備が整い、暑かったり寒かったりの我慢をしなくても良くなった分、体温調節機能が低下してきているのです。 食事の影響もあるでしょう。 添加物や保存料の多い加工食品、甘い飲み物、食べ物も冷え症の原因となります。 その他、携帯電話、電化製品等の電磁波など、私たちをとりまく環境には、私たちの身体に冷え症をもたらす多くの原因が隠れているようです。 「風邪は万病の元」と言いますが、「冷え症も万病の元」です。 身近な環境因子を見直して、上手に日本古来の温熱療法を用いて健康維持に努めてください。
 最後に、がんの温熱療法について紹介します。 最新の医療機器(サーモトロン-RF8)を使用した温熱療法は、がん治療にも応用されています。 がん細胞は、42℃以上で死滅すると言われていますので、がん細胞のみを選択的に42℃以上に上昇させて治療するというものです。 このサーモトロン-RF8を用いた治療を受けられる医療機関は少ないのですが、従来の治療に加える今後のがん治療として、期待がもたれています。


サーモトロンを用いた温熱療法のお問い合わせ
藤岡医院 TEL096-282-0405まで

My First Seat 〜私の特等席〜 2007.夏秋号掲載